夏休み 家族でインド旅行 (タイトル募集中。ただし、バタフライは出来ません。)
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1日目・関空〜デリー
2日目・デリー
3日目・アグラ
4日目・ジャイプール
5日目・デリー
6日目・デリー
上海へ
インドグルメ図鑑

3日目 アグラ


 3日目、4日目は、インドツアーに頼んでおいた、一泊二日のアグラ、ジャイプールの旅である。6時に待ち合わせをしていたが、ドライバーさんが早く着いて下さったので、5時40分に出発。

 それにしてもインドの高速はうわさ通りすごい。馬車や牛車は走っているし、10人以上乗ったリキシャ、ときには逆行して前から走ってくる車もある。



 「よくこれで事故起きひんね。」と嫁さんが言ったとたん、
道路脇に頭からつっこんでいる車発見。

 途中、朝食のためにドライブインで休憩、そこにいたのがこの猿遣い。棒に登ったり、棒を担いだり、
太郎、二郎よりもショボい芸を見せてくれる。写真を撮るにはお金がいるというので、いくらか聞いてみると「As you like(あなたの好きな額を)」というので写真を撮る。



 ぼちぼち出発ということで払おうとすると撮影代は200ルピーだという。「あほか、何でこんなショボい芸が600円もすんねん。おまえはアイドル歌手か!」ここは10分の1の法則で20ルピー出すと「少ない」と言い出す。「You sead “As you like”」とさらに20ルピー出すと150と言い出す。しかたがないので車の窓を閉めるとあわてたように窓を開けさせ、今度は100と言う。また、窓を閉めると50という。結局20ルピーを渡して車は発車した。インドでは立場の強さによって値段が変わるのだ。

 休憩も含めて5時間半のドライブで11時過ぎアグラに到着。まずは何といってもインド観光の目玉、タージマハル。半径500mは車で入ることができないので、駐車場からはジープかラクダで移動する。私たちは少し高いけれど楽しそうなラクダを選択。これも貴重な体験だ。



 タージマハルに着き、厳重なセキュリティチェックを受ける。なにしろ数年前に爆弾を仕掛けようとした悪い輩がいるとのこと。そして取りあげられたのは電池が持ち込み禁止の電子辞書と
ぼんち揚げ(T_T)

 門を入るとついに見えてきたタージマハル。まさしく白亜の殿堂。まずはお約束の屋根のとんがりをつまんだ写真。いいのか?



 タージが近づいてくるとそれは圧倒的な迫力でせまってくる。日本で写真を見ていて、「なんぼでかいっちゅうても実際は思っているより小さいんちゃうん?」とタカをくくっていたが、その予想は見事に裏切られた。




 高さ67m幅57mの后のための墓は近づくと全貌が見えなくなる。そのかわり、色の違う大理石や貴石をモザイクのようにはめ込み、非常に繊細な彫刻が施されているのが見えてくる。2万2千人の石工によって22年かけて作られたという建物は巨大な工芸品だ。ガイドの話では完成後、工事に携わった石工の手は、その後切り落とされたという。二度と同じものを作らせないために…。建物のすばらしさももちろんだが、当時のムガール帝国の力の巨大さにしばし言葉を失った。




 次に行ったのはアグラ城。タージを作ったシャザーンが、その後、息子によって幽閉された城である。日本での知名度はタージに比べると低いが、これも立派な世界遺産である。シャザーンが幽閉された小屋からヤムナー川沿いに見えるタージの姿も王の興隆を表していて、人間の一生の無常さを感じさせられた。



 ジャイプールに向けて車を走らせるのだが、もし間に合えば行きたいと思っていた、ファーテプル・シークリに閉城ぎりぎりの時間で入ることができた。ここは14年間だけの都であったところだ。ほとんどが廃墟になっているが、きちんと保存、整備されたところも残っており、当時の面影を残している。これも世界遺産。



 ホテルに着いたのは夜の10時過ぎ。ドライバーさんにはかなりハードなスケジュールを強いてしまった。1泊2日でのアグラ、ジャイプールツアーは夜に移動できるので、私たちにとっては時間を有効に使うことができ、良かったのだが、ドライバーさんにとってはつらい仕事になってしまった。

 泊まったホテルはグウニャット・ホテル。チャンドパレスと星の数が同じなので設備はだいたい同じだったが、クーラーの効いた車から降りたばかりでの冷たいシャワーは風邪をひくかと思った。窓が大きく開放感のある部屋は気持ちよかった。
 



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