夏休み 家族でインド旅行 (タイトル募集中。ただし、バタフライは出来ません。)
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1日目・関空〜デリー
2日目・デリー
3日目・アグラ
4日目・ジャイプール
5日目・デリー
6日目・デリー
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4日目 ジャイプール

 この日のガイドは日本語を話せる人だった。今日は一日お上りさんツアーである。

 まず、朝一番、風の宮殿(ハワー・マハル)を見た。足場が組まれ思いっきり修復中。



 その後、アンベール城へ。出勤中の象を追い抜きながら、城のふもとに到着。ここから、象のタクシーに乗って城まで行くのである。朝早くでないと混むし、昼には象の仕事も上がりと言うことらしい。

 象の背中は坂道だからか、けっこう揺れる。右に左に揺れながらゆっくりと登っていく。私たちが乗った象の名前は「ラクシュミー」神様の名前だというぐらいは知っていたが、象遣いが言うにはお金の神様とのこと。そして、「日本はお金持ちでいいなあ」って、
やっぱり金かい!

 この「ラクシュミー」、名前を呼ぶと鼻を振り上げて、「パオーン」と鳴く、なかなかの芸達者である。降りぎわに当然のようにチップを要求するお金大好きインド人に「ラクシュミーにあげてね」と念を押して、チップを渡す。



 城内に入ると、きれいな門や鏡の細工が美しい「勝利の間」など見るものは多い。しかし一番印象に残ったのは、12人いるお后さんにこっそり会うために王様が秘密の通路を造っていたというところである。このお城、2階が王様の、1階がお后様の居所となっている。その2階から1階へ、12本のシークレットパスが造ってある。一人のお后さんに会いに行くときに他の11人のお后さんに見つからないようになっているのだ。王様の気の遣いようが何とも人間くさい。




 そのあと今も王様(マハラジャ・日本でいう藩主のような人たち)が住むというシティパレスへ。王様は今も全国に多くいるが権力は失っている。したがって、宮殿の中の一部(いや、住んでいるところを残してほとんど)をギャラリーやホテルにして収入を得ている人が多い。ここもその一つで、自分の住んでいる2階以外をギャラリーにして公開している。まず最初の見所はギネスブックにも載っているという巨大な銀の壷。高さ2メートル近くあるその壷は当時イギリスに住んでいた王様のために定期的にガンジス川の水を入れて運ぶのに使ったもの。一対、2個あるのだが、元々は3個あったらしい。それが、ある時の航海中に嵐に遭い、沈没をさけるために1個海に沈めた。その銀の壷は今もインド洋のどこかにあるという。



 中庭にブランコがあった。めざとく見つけた息子がしばらく遊ぶ。めっちゃ楽しそう。私も押したりくるくる回したりして遊んでやる。後でガイドさんが「ジャイプールではどこが楽しかったですか?」と聞いたときに、すかさず
「ブランコ!」と答えた息子。まだ6歳、仕方ない。

 シティパレスを出てすぐ隣の
じゃん樽万樽(←ジャンタルマンタルです・変換がおもしろかったのでおいときます)へ。変わった形の日時計やらなにやら、天文施設がたくさんある。2秒まで正確に測れる日時計はかなりの大きさ。インド人の緻密なところがかいま見える。さすが0を発見した国だ。インド式計算ドリルも流行っている。しかし、これらの施設すべて、曇りの時には役に立たない。残念〜。



 
それにしても暑い!

 朝から続けて城や宮殿や日時計やら炎天下の中歩きっぱなしである。いつも個人旅行ばかりで、旗の後をついていくような旅をしたことがない私たちはバテ気味である。しかもインド人ガイドのペースなので休憩もままならない。ミネラルウォーターやコーラもがぶ飲みする。これが後に体調を崩す原因になる。

 「そろそろ、デリーに戻りましょうか
(そろそろ解放してくれませんか?)。」という私たちにガイドは快くOK。しかし、「最後に一つだけ連れて行きたいところがあります。」と宝石店へ。やっぱりそうきますか :-)。ガイド「見るだけですから〜。」私「見るだけですよ〜。」と入店。オカンはもちろん嫁も宝石にはあまり興味がない。めんどくさそうに店員の説明を聞いていると、意外にも一番食いついたのは息子。次々と出される宝石の原石に興味津々、目を輝かせて説明を聞いている。でも、それって鉱物への興味ですよね。結局、何も買わず店を出る。少々残念そうなガイドさんとはここでお別れ。デリーに向けて出発する。

 車中ではほとんど寝ていた。

 起きてしばらく走っているとデリー郊外、グルガオンに差し掛かってきた。きれいなショッピングセンター、ホテル、マンション…。今まで見てきたインドのイメージを覆す美しい街だった。ドライバーさんに「日本の企業は多いですか?」と質問してみた。すると、「大きな会社から小さな会社まであらゆる種類の企業がインドに来ています。トヨタ、ホンダ、パナソニック、三井…」。そういえばインド株でもうけたという人が身近にいる。街で見かけた銀行の金利は10%だった。今インドはまさしくバブルの真っただ中なのだ。



 午後7時過ぎホテルに到着。ホテルの近くでカバブなどを買って、軽く夕食をすませたあと就寝。

 


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