夏休み 家族でインド旅行 (タイトル募集中。ただし、バタフライは出来ません。)
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1日目・関空〜デリー
2日目・デリー
3日目・アグラ
4日目・ジャイプール
5日目・デリー
6日目・デリー
上海へ
インドグルメ図鑑

2日目 デリー

 ホテルに着いたのは5時ごろだった。もとの予定では午前中休憩してから、午後ゆっくり動き出そうということだたったが、飛行機の中でけっこう寝たので、それならば少し無理して、午前中、近場をうろうろして、午後休憩、夜また出かけるということに変更。

 ホテルから出て、メインバザールに向けて歩いていると、早速声をかけてくる怪しいインド人。
日本語が上手でHISでバイトをしていたことがあるという Arun Kumar。JAPANESE ESCORTという名刺まで作っている。

 彼が言うには「移動はリキシャが安くて安全」「タクシーの方がよっぽど危険」「ツーリストなどには絶対に連れて行かない」「そんなうわさは大昔のこと」だそうだ。

 よし、そこまでいうなら乗ってやろうじゃないか。そのかわりツーリストに連れて行った時点で全インド人を疑う、と自ら決定。心の中で(いや日本語で口に出しながら)「君がすべてのインド人の印象を決める代表なのだ」とつぶやきながら乗っていると「あなたはデリーの地図を持っていますか?
私の知っているツーリストに行けば無料の地図がもらえますよ」とのたまうではないか。

 おお!出た、まさしく君はインド人!
 You are the Indian!!

 もちろん、その言葉は熨斗をつけてお返ししたのだが、結局はツーリストの前に着岸。大声で怒って、有無をいわさず下車。もちろんお金は払わず、スタスタと歩き出すと、追いかけてきて「今度はちゃんとメインバザールに行く」と懇願。家族は反対したのだが(もうすでに怒っている)、私の判断で再度乗車。そして、今度は真っ直ぐにメインバザールに到着。怒られてするぐらいなら始めっからしいや!と小さいときによく言われたことを思い出す。

 メインバザールはうわさ通り
The best of the doyadoya こんなにドヤドヤしたところ今まで見たことがない。まるで戦後の新世界を10倍にしたような感じだ。(←勝手に想像。)



 しかし、地元の人が多いのか、怪しいインド人は少なく、意外と歩きやすかった。お土産のステッカー(神様柄)を買ったり、お約束のノラ牛と対面したり、一通り見終わると、やはりだんだんと人あたりがしてきた。そこで、リキシャと交渉してコンノートプレイスへ移動。今度は何の問題もなく到着。

 ここはメインバザールなどの旧来の市街地と違い、植民地時代にイギリスによって計画、造営された街なので道幅も広く、街全体が整然としている。デリーのもう一つの顔を見せてくれる街だ。

 
そこで発見。



 一歩入ればここがインドとは思えない雰囲気。エアコンがよく効いており、席の間も余裕がある。客もどこかしら、セレブなムードを漂わせている。早速、インドにしかないという、ベジタブルバーガーを注文。インドの物価を考えると値段は高めの65ルピー(コーラ付き・約195円)。で、お味の方だが、ひとことで言うとカレーコロッケ。普通においしいが、インド人よ、どうしてもカレーから離れられんか?しかし、子どもにはけっこう大うけで日本にあったら絶対買うとのこと。



 その後、メインストリートであるジャンパト通りを歩いていると土産物店街に入ってきた。京都でいう寺町のようなところだ。すると一人の男が、蛇つかいの笛をピーヒャラ吹きながら「どうだい?」と声をかけてくる。その笛があまりに日本人のインドのイメージそのままだったので、いくらか聞いてみると800ルピーとな。それは高いと言い返すと「いくらなら買う?」と言ってくる。適当に100と答えると700と返してくる。おもしろ半分で100を言い続けているとどんどん下がってきた。まあ、450円ぐらいならインドの記念にいいかと
150ルピーで購入。

 すると、こいつは買う客だと思われたのか、次々と違うおっさんが寄ってきて自分の品物を買わせたがる。中でも一番私をがっかりさせたのはもう一人いた別の笛売りのおっさん。
「もう一本いらないか、80ルピー」(T_T)

 せっかくねぎって、これならと買ったのに、余韻に浸るまもなく玉砕を知らされる。その言葉は聞きたくなかったよ おっさん…。

 そのあと、パリカバザールというところに行って娘とオカンがサンダルを買った。ここでも言い値は1500ルピー、最終的な値段は150ルピー。待てよ、さっきの笛が、言い値800で80、サンダルが言い値1500で150ということはふっかけるときには10倍の値段をインド人は言うのではないか?とすれば10分の1の値段で買えればOKということになる。この法則は10分の1の法則として、この後大活躍するのであった。

 その後、昼食を食べてからいったんホテルへ。

 この間を利用して、わざわざ来てもらったインドツアーの方(コント赤信号の小宮君によく似ている)と明日のことについての打ち合わせをする。いろいろと説明を聞いたり、意向を話したりしていて最後に質問してみた。

 このホテルには冷蔵庫がないのですね。

 「ええっ?そんなはずはない!」とすぐにホテルと交渉していただくと、ものの30秒で冷蔵庫を入れてもらうことになった。さいですか。そーですか。 (/--)/

 夕方涼しくなるのを待って夜の活動開始。

 デリー南部にあるディッリー・ハートへ。例によってリキシャワーラーと交渉して
80ルピーで行ってもらうことに。複数のリキシャワーラーと交渉すると値段が下がるという技を身につける。「よしよし、俺もそろそろこの国をつかんだかな」と密かに自信をつけていると、リキシャワーラーがスタートと同時にメーターのスイッチを入れる。いくらまで行くのかと思っていたら、39ルピーで到着。またもや玉砕。

 しかし、何故、わざわざメーターを入れる?80ルピーを渡す私に対して、リキシャワーラーは笑顔でお金を受け取った。くやしい(>_<)

 ディッリー・ハートは入場料を取るかわりに物乞いや怪しい人がいない、そして、値引き交渉もほとんどない、いわば観光客向けの各州物産品を集めた施設である。



 およそ、土産物になるものは何でもある。大理石や木で作った工芸品。絵や陶器。見ているだけでも楽しい。そこで、わたしは小さな額入りのマンゴーツリーの絵を、嫁はサンダルを、、娘はエクステをしてもらった。その後、チベット料理を出すブースで餃子に似た料理モモなどを食べてここを出る。



 例によってリキシャをつかまえて帰りの運賃の交渉をする。行きが39ルピーとわかっているから、こちらも強気である。50ぐらいなら行くだろうと思って、交渉を始めると「あほか」という感じで去っていく。次のリキシャと思い大通りで待っていると来るリキシャ、来るリキシャ別のインド人がつかまえては乗っていく。なるほど、ここは売り手市場なのだ。確かに、そろそろ買い物を終えた人たちがおおぜい車をつかまえようと必死になっている。しかも、ここは郊外である。歩いて帰るわけにも行かない。結局、次につかまえたリキシャと80ルピーで交渉成立。なるほど、インドでは値段はあってないようなもの。決まった値段ではなくそのときの呼吸で値段が決まるのか。またも考えさせられた経験であった。
  
おまけ
←どもう

おしいぞ、インド人!




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