夏休み 家族でイラン旅行
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2日目 バザール・マーケット・日本食パーティ

 
 夜が遅かったというのに、朝早く起きて散歩。泊めてもらっている家はテヘラン市街から少し離れた東ターミナルの近く。緑がいっぱいのマンションの一室。大阪でいう千里のようなところ。公園の真ん中には噴水があり、芝生が青々と茂っている。イランといえば乾燥したイメージで、もちろん雨はほとんど降らないのだが、ダムなどを利用し、けっこう潤った生活を送っている。



 朝食はおじさんが買ってきてくれた焼きたてのパン。バルバリという名で厚さ1cm、長さ60cmの大きく、素朴なパン。これが、表面はパリッとしてすごくおいしい。チーズやバターをつけてヨーグルトといっしょに食べる。息子が気に入って絵を描いた。



 この旅行で楽しみにしていたバザールへ。まずは入口近くで観光客にはおすすめできない方法で両替をする。おすすめできないから詳しくは書かないが、はやく、多少レートも良かった。この日のレートで100$(12000円)=910000リアル(91000トマン)

 テヘランのバザールは1500m四方の巨大なもので、旅行者がすべて回るのはまず不可能。広いだけでなく人がものすごく多く、少し進むだけでも人当たりをしてしまう。さらに迷路のように入りくんでいるので、今自分がどこにいるのか、すぐにわからなくなってしまう。ここはテヘランの人にとって卸市場のようなところなので地元の人でもさっと買い物をして帰るようだ。だから、同じ業者がかたまって店を出している。



 昼食にアーブ・グーシュトを作っていただいた。羊やトマトを煮込んで壷(家庭料理では鍋)に入れたもので上澄みはスープに、具はつぶしてナンといっしょに食べる。仕込みは朝からで手間のかかる料理だ。デザートはハルボゼという名のメロン。日本のものと形が違う



 夕食で日本食をふるまうための買い出しに出かける。なんか、「ウルルン滞在記」の気分だ。日本からお好み焼きソース、しょうゆ、出汁、かつお節などを持参してきた。メニューはお好み焼きと天ぷらとみそ汁。

 イランのスーパーマーケットはとにかく旬のものが山積みにされている。だから、どの店に行ってもだいたい同じような野菜が並んでいる。買うのはKg単位で余るほど買ったが、それでも3000円ほどだった。一番高かったのは冷凍のエビ。これだけで1/3ぐらい支払った。サラダ油がないのでオリーブオイルを買ったがこれもまた高かった。



 帰ってからすぐに下ごしらえ。こちらの女性も手伝ってくれたが、何ができるかみんな興味津々。また、この日は親戚も大勢集まってキッチンも大忙し。次から次へとお客さんがやってくる。で、味の方はOK。ただし、イランの人の口にどれだけあったかは不明。一番よく売れたのが天ぷら。次が、お好み焼き。これはソースとトッピング(要するにかつお節と青のり)は自分でかける方がいいみたい。みそ汁はその次。でも、心優しいイランの人たちはみんなおいしいと言ってくれた。おそるおそる口に入れる姿も見受けられたことは確かであるが。



 イランで日本料理をふるまうときの注意点。
  1. 現地の女性といっしょに作りましょう。豚肉などが入っていない証拠がないと、みんな本当に大丈夫かと心配してしまいます。
  2. 肉じゃがなどの煮込み料理を一つ作りましょう。少しずつ食卓に料理が出てくるやり方だと、みんななかなか座ってくれません。
  3. 天ぷらはおおむね好評でしたが、特に海老に人気がありました。ただし、いくらカリッと揚げても尻尾は食べてくれません。


娘の日記から

親せきの人たちがまたまた夜にいっぱい来ました。
いっぱい来ていてあんまりわからないのでぼーっとしていました。
その夜、お母さんたちがお好み焼きを作りました。
イランの人は、ソースやかつおぶし、青海苔はかけないで食べていました。
かけなかったらどんな味がするのかが不思議です。

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