夏休み 家族でイラン旅行
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8日目 テヘラン〜ドーハ〜帰国

 
 日本へ帰る便は早朝便だった。それでもおじさん夫婦は空港まで車で送ってくれた上、見送ってくれた。別れ際はなんか、しんみりして、別れたくない気分にひたってしまった。たった10日間なのでお互い、ペルシャ語も日本語も出来ないままだったが、何度もキスのあいさつをして別れを惜しんだ。帰りたくないと思ったし、また来たいと思った。今度はいつ来られるのだろう。

 ドーハに着いてトランジットホテルの手続きをした。トランジットに10時間以上あるとホテルが提供されるサービスがある。手続きを済ませ、入国審査をした。ホテルのサービスは自己申告制ということだがここまではうまくいっている。ホテルへ送ってくれるマイクロバスに乗ったときに、一人の男の人が声をかけてきた。「あなた達ボーディングパスがないのでは?」。数えてみると二枚足りない。どうもイミグレーションのお姉ちゃんが渡し忘れて、それを後の人に伝言したらしい。事態が把握できたので、バスを降りて戻っていったが、当然のごとくイミグレーションに行く道は進入禁止で入れない。そのあたりの係員に聞いたが、あっちに行け、こっちに行けとたらい回しにされるだけ。バスの前を行ったり来たりしたので、みんなも何がどうなっているのかわからなかったことだろう。まあ、最後は向こうの係員も、日本人を捜していてばったりと会って事なきを得たのだが、「もっと英語ができたら」という反省と「カタールもっとしっかりせいよ。」という気持ちが残った。I don't have you return two boading pass, 覚えておこう。

 あてがわれたホテルはグランドリージェントホテル。はじめ、5人だったら二部屋?と聞かれたが、一部屋を希望するとスイートに。これはよかった。ご飯もすごくおいしかったし、これを読んでいる皆さん、トランジットで優雅なホテルライフを楽しむならカタール航空を、とお勧めしたいぐらいだ。



 ホテルの従業員に聞いた百貨店、部屋の窓から見えているところまでいくのに約400m。タクシーを使うのも近すぎるので、歩いていったら汗だくになった。しかも、昼休憩。デパートが昼に閉めるか?仕方がないので両替をすることに。タクシーに乗るにも現金がいるから。目の前にクレジットの引き出しがあったので、現金を出すことに。レートがわからないのだが、こんなもんかと1000カタールリアルに換えると…。あとで大変な目にあった。

 タクシーに乗って、ドーハで一番大きなショッピングセンター、シティーセンターへ。ここは昼休憩はしていなかった。中にはいると、そこは近代的で、ここがドーハなのか、奈良ファミリーなのか見分けが付かない。まあ、一階吹き抜けにスケートリンクがあったのはびっくりしたが。嫁さんと娘がいくつか服を買い、カルフールでインスタントラーメンなどを買って帰った。



 それにしても、ドーハは街全体も近代的で、イランとは全然違う。雑然としたところが全くなく、美しく清潔なかわりに面白味に欠ける。新しいビルがいくつもいくつも工事中でまるで雨後の竹の子のように乱立している。地球の歩き方に世界一退屈な街と書かれるのも仕方ないように思える。しかし、今やドバイが世界有数のリゾート地になったように、数年後はどうなるかはわからない。



 手元に残ったカタールリアルは日本円にして約3万円。残ったカタールリアルを円またはドルに再両替するつもりだったが、エクスチェンジが閉まっている。いろいろ聞いたがやっぱりダメ。お釣りをドルでもらえないかと聞いてみたがやっぱりダメ。このお金を使い切るしかない…。あのとき適当に換えたのが今、大変なことに。仕方がないので嫁さんにきっちり買ってくるように頼んだ。私はビールを1箱買って飲んでいた。久しぶりのアルコールで冷えていなくてもおいしかった。

 後は飛行機に乗って日本へ一直線。フライト情報の日本の地名が変だったりしながらも無事着陸。関空から奈良へのバスは時間帯もあって少々渋滞したが近鉄奈良駅に到着。浴衣姿の女の子がたくさんいるのが見える、ちょうど燈花会が始まっているようだ。異国から帰って、現実を実感できないまま、新しい日を迎えていく。




娘の日記から

とうとう日本に帰る日がやってきました。
イランの人たちがほとんど泣いていました。
みんながキスをしてくれました。
用意ができたので友達の家族とおじさんとおばさんが空港まで送ってくれました。
テヘラン発10時35分のカタール航空で出発しました。

飛行機で2時間ドーハ国際空港に着きました。
すると!!!!!アラブ人の人がいました。その男の人は白いアラブの服を来ていたのでパンツがすけていました・・・・。

ドーハの町はとっても蒸し暑かったです。
そしてまた飛行機に乗って日本に帰りました。



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